増えそうなもの

ミニマリストと言われれば、そこそこミニマリストだと思う。衣類は必要最低限しか持たず、書籍類も大幅に断捨離した。だだっぴろいぶち抜きの部屋は、だだっぴろいがゆえに、がらんとしている。

ただ、捨てられないものも多くあり、だからこそ明確にミニマリストを名乗れない。文房具や椅子、食器などの数。簡単には減らせない。

特に、椅子。

捨てられないものたちに関する気持ちは当然根が深くて、断捨離中にあっても捨てるなどという選択肢が頭に浮かばない。特にこの「Bocca」は、学生の頃に一目惚れをして以来、圧倒的なかっこよさで私の心臓をわしづかみにしている。

文房具や食器を今以上に買い足したい気持ちは、いま、少し落ち着いている。けれども椅子はまだ増えそうだ。あと、2脚ほどは。